**沈楠(Shen Nan)**と申します。無線通信の時代から、インターネット、クラウド、そしてAIの時代まで、技術の仕事を続けてきました。

現在は承徳寛広控股集団の取締役・副社長・CIOを務めています。日本の桜美林大学大学院で情報学修士号を取得しました。通信ネットワーク、インターネット、データセンター、ソフトウェアの開発・運用に長く携わった後、小売業に移り、企業の情報化、デジタル化、技術基盤の構築を担当しています。

1998年、承徳の郵便・電気通信分野の初期のウェブサイトとして、**紫塞明珠網(zisai.com)**を作り始めました。

単側波帯の無線通信、1対1のデータ伝送、ダイヤルアップ、初期のWebから、ブロードバンド、IDC、オンラインゲーム、企業システム、ハイパーコンバージド基盤、IoT、クラウドネイティブ、AIへ。30年以上の間に技術は変わり続けましたが、私がやろうとしていることは、あまり変わっていません。

問題を理解し、分解し、できる限りシンプルで信頼できる技術で解決すること。

今も紫塞網を運営しています。技術だけでなく、承徳、暮らし、街の記憶、残しておきたい小さな出来事を綴る場所です。

通信からインターネットへ

技術との関わりは1990年代に始まりました。

1993年に通信部隊に入り、無線通信、単側波帯(SSB)、両側波帯(DSB)、コンピューター、データ通信に触れました。インターネットがまだ普及していなかった頃、接続といえば無線、シリアルポート、モデム、そして1対1のデータ伝送でした。

1995年頃にはC言語で通信プログラムを書き始め、BBS、ダイヤルアップ、初期のオンラインコミュニティにも触れました。1997年以降はWebやネット上の情報サービス、初期のインターネットアプリケーションへと関心が広がりました。

1998年に通信事業者へ入社。同じ年に、後に紫塞明珠網となるサイトを作り始めました。それ以来、インターネットは仕事と暮らしを貫く一本の線になっています。

紫塞明珠網と承徳の初期インターネット

紫塞明珠網は1998年に始まりました。 最初は、本当に小さなサイトでした。

ブロードバンドの普及とともに、ポータル、掲示板、チャット、ブログ、フリーマーケット、ソフトウェア配布、動画・音楽サービスなどへと広がり、承徳で早くからネットを使っていた多くの人にとって、共通の思い出となりました。

2001年頃にはPHP、MySQL、C++、ASP、Pascalなどを使い、紫塞フォーラム、チャット、ブログ、フリーマーケット、地域向けメッセンジャー「FreeICQ」、MUD『侠客行』、ブロードバンド向け映像・音楽サービスを開発・運営していました。

2002年には、承徳の地域文化を背景にした多人数参加型オンラインゲーム**『熱河風雲』**を開発しました。

今から見ると素朴な仕組みですが、地方のインターネットがダイヤルアップからブロードバンドへ移る過程を記録するものです。同時に、開発から運用までを経験した、私にとって最初のまとまった実践でもありました。

通信、ブロードバンド、IDC

1998年から2014年まで通信事業者で働き、コンピューターやデータ通信から、ブロードバンド網、業務システム、IDC、インターネット事業の運営へと担当が広がりました。

ADSLの業務システム、ネットワーク運用システム、映像配信基盤、IDC事業、コンテンツ事業者との連携などに参加し、また責任者として取り組みました。

2003〜2006年頃には、『科洛斯』『坦克宝贝』、網易の『夢幻西遊』『大話西遊』などの地域サーバー群の導入・運用に携わりました。サーバー群の名称はいずれも、承徳にちなむ**「避暑山荘」**でした。

ゲームアカウントの安全性が課題となった時期には、動的パスワードによる認証システムも設計・開発しました。

2009年頃からはIDC、ICT、インターネット基盤に関する仕事が増え、騰訊、優酷、アリババなどの関連事業の承徳への展開を進めました。ネットワーク、システム、データセンター、高可用性設計への理解を深めた時期です。

通信業界から小売業のデジタル化へ

2014年、長年勤めた通信事業者を離れ、承徳寛広控股集団の副社長・CIOとして、小売業に入りました。

環境は変わりましたが、向き合う問いには共通点がありました。システムをどう安定させるか。データをどう実際の価値につなげるか。オンラインと店舗をどう結ぶか。システム間の分断をどう減らすか。安全性、性能、コスト、業務効率をどう両立させるか。

その後の10年以上は、企業情報化、小売業のデジタル化、基盤、データ、セキュリティ、ソフトウェア開発に取り組んできました。EC、プリペイドカード、BI、ハイパーコンバージド基盤、クラウド、IoT、サイバーセキュリティ、災害復旧、WeChat関連サービス、AIなどの仕組みを段階的に整備してきました。

主な技術プロジェクト

年プロジェクト内容・技術
1998年〜紫塞明珠網ポータル、掲示板、チャット、ブログ、フリーマーケットを展開。現在は個人サイトとして運営。Web、PHP、MySQL、Hugo。
2001年ADSL業務受付・処理システムブロードバンドの受付・処理を効率化するシステムを自主開発。ASP、SQL Server。
2002年『熱河風雲』承徳の地域文化を背景にした多人数参加型ゲームの開発・運営。Pascal、ネットワークプログラミング。
2003年承徳ブロードバンド映像配信基盤動画のオンデマンド配信とストリーミング。RealServer、Linux、PHP。
2003〜2006年オンラインゲーム地域サーバー群複数タイトルの承徳サーバー群の構築・運用に参加。Linux、IDC、ネットワーク運用。
2006年動的パスワード認証ゲームアカウントの保護を目的に認証方式を設計。C++、セキュリティ認証。
2016年ハイパーコンバージド・ハイブリッドクラウド基盤サーバー、計算資源、ストレージ、仮想化を統合。VMware、Docker、Kubernetes。
2016〜2021年オムニチャネル電子プリペイドカードカード管理、電子利用処理、取引保護を整備。GoによるQRコードの動的暗号化。
2020年ESRS健康確認システム感染症対策を補助する店舗の健康確認・データ管理システムを自主開発。C++、MySQL。
2023年グループ共通IoT基盤コールドチェーン、エネルギー、環境、設備、防犯の接続・監視。Python、MQTT。
2024年中核データの災害復旧システム・機器をまたぐバックアップと復旧基盤。高可用性、データ保護。
2025年寛広商業デジタル管理プラットフォーム小売業務・データ・管理の統合基盤。中国百貨商業協会の年間優秀小売デジタル化実践事例に選出。分散設計、データ基盤、AI。
2025年AI人材評価システム大規模言語モデルによる評価データ分析、評価文生成、フィードバック支援を試行。

30年以上続く技術の歩み

  • 1993〜1997年:無線通信とコンピューター。 SSB・DSBから、コンピューターとデータ通信へ。
  • 1998〜2001年:インターネットとWeb。 通信事業者に入り、紫塞を開設。Perl、ASP、PHP、MySQL、C++などを学び、活用。
  • 2002〜2008年:ブロードバンド、コミュニティ、ゲーム。 『熱河風雲』、チャット、掲示板、映像配信、ゲームサーバー、認証システムに取り組む。
  • 2009〜2014年:IDCと通信事業。 IDC、ICT、データ通信、インターネット事業の導入、移動通信事業管理を主導。
  • 2014〜2020年:企業情報化とクラウド。 小売業でEC、カード、BI、仮想化、ハイパーコンバージド、企業クラウドを整備。
  • 2021〜2024年:IoT、データ、セキュリティ。 Go、IoT、企業・決済セキュリティ、WeChat、中核データの災害復旧を実践。
  • 2025年以降:AIと小売業のデジタル化。 大規模言語モデルやデータ分析を実際の業務に応用。

技術の名前は変わり続けます。変わらないのは、新しい技術への好奇心と、それを実際の問題解決に使いたいという気持ちです。

学歴

日本に留学し、桜美林大学大学院で学び、2021年に情報学修士号を取得しました。

留学は、20年以上続けてきた実務を研究の視点から見直す機会でした。また、身近で具体的な問題から考え始める姿勢も深まりました。大きな概念より、観察し、確かめられる小さな問いに惹かれます。その姿勢は、今の紫塞での書き方にもつながっています。

職務・社会活動

現在

  • 承徳寛広控股集団:取締役・副社長・CIO
  • 承徳寛広超市集団:監事
  • 中国連鎖経営協会デジタル技術応用委員会:委員
  • 中国百貨商業協会デジタル化工作委員会:委員
  • 承徳市インターネット協会:副主席・執行主席
  • 承徳市インターネット業界労働組合連合会:主席
  • 承徳市警察協会:理事
  • 承徳市双橋区電子商取引協会:会長

これまで

  • 中国聯通承徳市分公司:部門科長
  • 同社共産主義青年団委員会:書記
  • 1993〜1997年:通信部隊に勤務

表彰・業界での経験

これまでに、全国優秀CIO、中国国際デジタル経済博覧会デジタル技術革新賞、中国通信企業協会の通信業界QCサークル活動診断師、河北省「知識型従業員」、承徳市「沈楠イノベーションスタジオ」などの認定・表彰を受けました。

承徳市では「優秀青年崗位能手」「最美科技工作者」「商務発展専門家」「十佳科普工作者」にも選ばれています。

表彰も一つの記録です。ただ、私自身は、作ったシステム、書いたコード、そして問題が解けたときの感覚を、より大切に覚えていたいと思っています。

紫塞網について

1998年に始まった紫塞は、ポータル、掲示板、チャット、ブログを経て、PC、ブロードバンド、モバイル、AIという時代の変化を見てきました。

今の zisai.com は、私個人のデジタルな居場所です。

  • 技術: ソフトウェア、ネットワーク、サーバー、Hugo、Go、AI、具体的な実践。
  • 小売: 現場の小さな課題から考える、デジタル化と経営の観察。
  • 承徳: 避暑山荘、熱河、古い街、インターネットの往事と地域の記憶。
  • 暮らし: 旅、車、運動、日々ふと浮かぶ疑問。
  • 昔のこと: 消えかけている個人や街の記憶を整理し、残すこと。

記録に値するのは、大きな出来事ばかりではありません。人生を形作るものの多くは、そのときは何でもないと思っていた小さな出来事なのだと感じます。

土地には物語があり、日々の暮らしには光がある。

技術と暮らし

今もコードを書くこと、新しい道具や技術を試すことが好きです。Go、Python、SQL、Linux、Docker、Kubernetes、Hugo、クラウド、仮想化、ネットワーク・情報セキュリティ、IoT、データ分析、大規模言語モデル、AIなどに取り組んでいます。

技術に対する好みを一言にするなら、

できる限りシンプルな論理で、複雑な問題を解く。

技術以外では、散歩、ドライブ、音楽、魚の飼育、蘭の栽培、そして一人で静かにサイトをいじる時間が好きです。

1998年に紫塞を作り始めました。今も、一つのページ、一枚の画像、数行のコードを何度も調整しています。技術も道具も変わります。好奇心と、記録する習慣は、これからも残っていくのでしょう。

公開資料

職歴や活動については、以下の中国語資料もご参照ください。

連絡先

昔の紫塞を訪れたことのある方も、技術、承徳、インターネットの思い出、暮らしの小さな疑問に関心のある方も、お気軽にご連絡ください。

プロフィールの最終更新:2026年10月。中国語版をもとに構成を整えた日本語版です。組織名・役職名は原文の意味に沿って表記しています。